2021/10/27 21:54


11月1日は「世界ヴィーガン・デー」です。


世界ヴィーガン・デー(World Vegan Day)とは、ヴィーガニズム(動物由来食品や製品の使用を一切拒否する哲学または活動)の啓蒙と振興を図る日、またヴィーガン(肉、乳製品、卵、ハチミツ、毛皮製品など動物由来の食品や製品を一切取り入れない人々)でいることによって動物たちの命を守り、環境にも思いやりを届けられていることを祝う記念日でもあり、毎年盛り上がりを見せています。

ヴィーガンでいることによって、1人につき年間100もの動物の命を救うことができる上、畜産業が地球温暖化の大きな要因の1つと言われていることから環境保護に繋がると言われています。


実際、オックスフォード大学の研究結果では、肉や乳製品を摂取しなければ、二酸化炭素排出量を一人につき73%抑えることができることが明らかになりました。

家畜の飼育、肉の加工、輸送、保存、調理、食料廃棄。
実にこれらすべてが二酸化炭素の排出に繋がっているからです。


また同研究では、世界中の人々がヴィーガンになれば、家畜用の農地利用が75%削減できるとも明らかにされています。

家畜を放牧することによって広大な耕地が要求されるのみならず、家畜用の飼料生産にも大規模な農地が必要だからです。



実にオーストラリアにおいては、大陸の56%が畜産用飼料を生産するために使われており、人間が食する穀物に使われる耕地は何と3%だけなのです。


悲しいことに、人々がより多くの動物由来の食品や製品を取り入れると、それだけ多くの農耕地が必要になることで、世界中で森林伐採が行われ、野生動物の住処が奪われることに繋がってしまいます。

また農耕地で使われる化学肥料や農薬、堆積した排尿による地下水や農業排水の汚染も更に深刻化していくのです。

 
では、私たちに何ができるのでしょうか?

 
「週に1回でもいいので、お肉や乳製品を摂取しない日を取り入れてみる」

重要なのは、少しずつでもいいので無理なくできることから始めてみるということです。

 
例えば、お肉の代わりに豆腐や豆類、アスパラガスやブロッコリーなどを積極的に摂取してタンパク質を補ったり、動物性ミルクを植物性ミルクに変えてみるという方法があります。


植物性ミルクに関しては、アーモンドミルクや豆乳、ライスミルクなど市販のものを購入するという手もありますが、私がやっているのは、オートミルクを手作りするということ。

こちらは以前、乳製品の摂取量を減らすことがどのように環境保護に繋がるか、レシピと合わせてご紹介しているので、ご興味おありの方は是非ともチェックしてみてください! 

※自家製オートミルクのブログリンクはこちら


そしてもう一つ私がよく作っているものが、ヴィーガンチーズ。

実はチーズも動物性ミルクではなく、カシューナッツを使って植物性チーズを作ることができるんです!


ちょっとこれもどうやって作るのか興味ありませんか?


ということで、今回はそんなみなさんのご要望にお応えして、カシューナッツで作るヴィーガンチーズのレシピをご紹介します!



【自家製ヴィーガンチーズ】


*材料*

• 水 80ml
• 絞りたてレモンジュース 大さじ3
• ココナッツオイル(液状) 大さじ2
• 豆腐 50g
• タヒニ(ゴマペースト) 大さじ1
• 人参(中サイズ) 1/2本 (約40g)
• 塩 小さじ2
• パプリカパウダー 小さじ1/2
• ディジョンマスタード 大さじ1
• ニュートリショナルイースト 大さじ4 (チーズ風味を増したい方は更に加えてください)

(凝固用)
• 水 220ml
• アガーアガー(寒天パウダー) 大さじ1



*作り方*

1. カシューナッツ、水、レモンジュース、ココナッツオイル、豆腐、タヒニ、粗く切った人参、塩、パプリカパウダー、マスタード、ニュートリショナルイーストをフードプロセッサーに入れて滑らかになるまで混ぜる。




2. 小鍋に水とアガーアガーを入れてかき混ぜながら温め、沸騰する手前で火を止める。
1のチーズミックスに素早く流し入れ、よくかき混ぜる。




3. 2をフォーエバーエコのシリコンカバー2個分に素早く流し入れたら、冷蔵庫で固まるまで冷やす。

※アガーアガーを入れるとすぐに凝固が始まるのでできるだけ早く工程を進めるのがポイント!



4.型から外して完成!




★ポイント★

冷蔵庫で10日間保存可能です。
冷凍庫でも保存できます。


 
みなさんも是非とも作ってみてくださいね!
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